学びの歴史

学びの始まりは2004年。

ちょうどその頃、仕事が忙しすぎて自分の人生を見失いかけていた。

そんな状態を知らせるように体調不良が続く日々。小さい頃は病気をしない子だったのにいつの間にかよく風邪はひくし、アレルギーもひどくなるし、ウィルス性の病気にもかかる。

そして、慢性の腰痛と肩コリ。年一度はぎっくり腰をくり返すというのが何年も続いていた。

そんなある日の朝道を歩いているときに何かが降ってくるかのようにあることを思い出した。

”私は、エサレンに行きたかったんだ。” それまで約10年間そんな事を思っていた事も忘れていた。

そして、2006年に約15年携わってきたデザイン、企画の仕事を辞めた。

 

初めてエサレンⓇマッサージと出会ったのは、24か25歳の頃。アメリカの大学院を卒業した後にエサレンに寄りマッサージを勉強してから帰国したという方から施術を受けたのがエサレンとの最初の出逢い。

言葉が見つからなかったのだけれど、今までに受けたことがないようなマッサージだったという印象を持ったことを今でも覚えている。そして、いつかは必ずカリフォルニアのエサレン研究所に行こうと心に決めた。でも行きたい理由は、マッサージではなくネイティブアメリカンの聖地で太平洋が一望できる天然温泉が湧き出ているというところに惹かれた。

忘れないようにチラシを大切に10年もの間ファイルしていた。

 

ちょうど初めてエサレンⓇマッサージを受けて10年ほど経った頃に思いだしたエサレンのこと。

そして会社を辞めるべきか全く違う人生を歩むか迷いに迷っていた頃にエサレン研究所からブリータ・オストローム先生が来日して行われたエサレンⓇマッサージ入門クラスに初参加。

翌年、同研究所のシャ―・ピアス先生のエサレンⓇマッサージ入門クラスに再参加。

ここでの体験がきっかけとなり、会社を辞め2006年11月にエサレン研究所にてエサレンⓇマッサージ認定コースに参加。ここで出逢ったヴィッキー・トップ先生からの学びが私のボディワーカーとして方向性を左右したと言っても過言ではない。そして、アシスタントティーチャ―は、トム・ケイス先生でした。

 

エサレンでの学びは、かつて経験したことのない時間でした。

ただマッサージを勉強するだけの時間ではないエサレンのクラス。

滞在半分を過ぎたころからある言葉が頭をよぎるようになってきた。

それは、「本来の自分にもどる(還る)・・・。」

当時の私は、なぜこの言葉が出てくるのか、それが何を意味するのか全くわからなかった。

人から何故そう思うのか?それはどういう状態なのか?と聞かれても答えは持ち合わせていなかった。

でも、それは確信に近い感覚もあった。それがともて不思議だった。

 

今思えば、潜在意識が顕在化したのだと思う。つまり、長年自ら作り上げて来たマインドと本来の私の本質とのギャップに気づきはじめていたのでしょう。言いかえれば、自分のスピリットに繋がった瞬間だったのかもしれません。

そこから、自分の根源と繋がる旅が始まりました。

 

 

帰国後、シャ―・ピアス先生のすすめもありレイキヒーリング・レベル2(ハーモニースペース/池田真理先生)を取得。

この時に、気の流れやチャクラという言葉を初めて知った。また、エネルギー(気)にも色々と性質がある事も体感した。とっても強いクリアな気ではあるが押しつけがましさを感じるもの、やわらかくてソフトで一方的では無いものと人によって様々だった。私は、その時に後者を選んだ。

 

2007年には、友人の勧めでヘナを初めて体験した時に身体がすっきりとする感じに感動し、デトックスにも効果がると言われていたヘナを学ぶためIPMヘナトリートメントインストラクター(IPM創設者・山本洋子先生)を取得。

 

子どもの頃よりアトピーだった私は、ステロイドを子どもの頃から使っていた。

20歳を過ぎたころからアレルギーも落ち着きステロイドを辞めていた。

仕事が忙しくなるにつれ20代後半からアトピーが再び発症。この頃は自然療法にも興味が湧きホメオパシーや漢方を取りれていた。

ボディワークを勉強するにつれ、ますます自然療法に興味が湧き、2007年か2008年フィンドホーン・フラワーエッセンス(マリオン・リー先生)の資格取得コースにも参加。

 

時を同じくして、エサレン研究所の先生たちによる身体心理療法やマッサージクラス、ムーブメントクラスなど様々なクラスに参加。

人を癒す仕事は、まず自分自身が癒されていないと出来ない仕事という事もあり自分自身の問題にも向き合いながらの学びの日々が続きました。

そこで、私の助けになったのが身体心理療法と5リズムやソールも―ションと呼ばれるムーブメント。

大人になるにつれて置き去りにしていた身体感覚を呼び覚ますワークになりました。

 

この場で皆さんにもおススメできるのは、エサレン研究所創設者の一人であるディック・プライスの妻であるクリスティン・プライスによるゲシュタルト・アウェアネス・プラクティス(GAP)

そして、センサリー・アウェアネス。センサリー・アウェアネスは、日本では馴染みのないワークかもしれませんが、創始者エルザ・ギンドラーの弟子でもあったモーシェ・フェルデンクライス氏は日本でも有名ではないでしょうか。私は、弟子の一人であるジュディス・ウィーバーより学びました。エサレン研究所の創設者フィリップ・パールズやデック・プライスも影響を受けたワークのようです。

ちなみにセンサリー・アウェアネスという名前は、弟子のシャーロット・セルバー達によって名付けられたようです。

 

様々なボディワーク(マッサージを含む)を学ぶのには理由があります。

エサレン(R)マッサージは、決まった手技がありません。資格認定コースだけでは物足りなくなってしまうのです。そして、プラクティショナーのバックグラウンドによってもその内容が大きく変わるのが特徴。

エサレンへ行く前にボディワークのベースが何もなかった私は、ここからがスタート。

ヴィッキーから卒業するときに他色々と学ぶようにと進められました。

多くの学びが血となり肉なる。何が自分に合っているのか、どこにフォーカスしていきたいのかを模索しながら探求が始まりました。

まず気になったマッサージがこの3つ。

深層部筋肉に働きかけるペリー・ホロマン先生のディープティシューマッサージ

マリア・ルシア先生によるスピリチュアル・マッサージ

助産師でもあるペギー・ホロマン先生によるマタニティ・マッサージ

 

その後、伝統的な文化が背景にある民間療法を学びたて以前から気になっていたハワイ伝統のロミロミマッサージを学ぶことにしました。2008年ハワイ島に住むアンティ・ロクサーヌの家に滞在しながらロミロミを学びました。

2009年、再びアンティの家に滞在しながらロミロミを学び、同年オアフ島のアンクル・アルバと出逢いハワイ伝統武術ルアの流れを汲んだロミロミを学び初め、以後ブラッシュアップのためハワイ島とオアフ島に2013年まで毎年通いました。

 

様々なマッサージを学びながらひそかにあたためていたお母さんと赤ちゃん(子ども)のケア。

これは、エサレンマッサージを学び始める前に想い描いていた一つの目標でもありました。

畑は違えど長年携わってきた仕事が赤ちゃんや子ども、母親に関わる業態だったことも理由の一つ。

徐々にマタニティマッサージをする機会も増え、生まれてきた赤ちゃんにも関われたらという思いもあり、2011年にRTAロイヤルセラピスト協会認定のベビーマッサージをハレ・ロミ・オラにて習得。

2012年、本格的に産前産後ケアを勉強するためバリ島ウブドにある助産院ブミセハットのロビン・リムやドューラでPainless Childbirth の作者Giuditta Tornettaやエレン・ワトソンやイングリット・メイから学びました。2013年には、ラビングタッチにて産後ケアトリートメントを習得。

本格的に産前産後ケアをスタートさせました。

 

また、2012年からボディマインドセンタリング(BMC)の創設者ボニ―・コーエンのクラスに初参加。その後、ボニ―の勧めもあり吉田美和子先生のクラスに参加。

『Body-Mond Centering(BMC)は、「こころはからだをあらわし、からだはこころをあらわす」という理解のもとに、動きの再教育や手で触れることによってその人自身の持つパターンを変え、新たな経験を促す総合的なアプローチで、具体的には、骨格や筋肉、神経、体液や内分泌などの金棒生理学や生後1年間に現れる様々な反射や反応(はいはいから立ち上がり歩きだすまで)の発達学や身体心理学などの知識を動きや発生、タッチに意識を向けることを通じ体現し統合していきます。』(吉田美和子先生の説明)

 

私がエサレン認定クラスの中で最もお気に入りは、この「体現する」という時間でした。

時を経て、エサレン認定クラスのヴィッキーのスタイルはBMCから来ているとこを知り、今の学びが始まりました。からだのしくみをもっと深く学びたい思う私にとって素晴らしい学びの場になりました。このメソッドは、私のセッションスタイルに大きく影響しています。

 

また、2013年よりBMCの流れを汲んでいるフランクリンメソッドⓇのプロフェッショナルトレーニング(ティーチャ―トレーニング)プログラムにも参加。

創始者エリック・フランクリンとモートン・ディスマーから指導を受けている。

 

 

そして、自然療法の代表ともいえるエッセンシャルオイル。

香りを楽しむだけではなく症状に合わせて使えということもあり、2013年からラ・ミニヨンベリーの松本裕子先生の元で勉強を開始。JAA日本アロマコーディネーター協会認定資格を取得。

時を同じくして、調香師でもあるピースエレメントの並木芳美さんと出会いアートとしての香りを学ぶ。

私にとっては香りは静のボディワークです。

 

 

ーーー世間は狭いと感じたエピソードーーーーーーーーーーーーー

偶然にもエサレンティーチャ―のヴィッキー・トップとフランクリン・メソッドの創始者エリック・フランクリン氏は、ボニ―・コーエンのボディ・マインド・センタリングのクラスメイト。

そして、モートン・ディスマー氏とはフランクリンメソッドと出会う前からの知り合いでした。

不思議なご縁があるものです。

 

 

 

 

この他にも1Dayワークショップや講習を入れたら数えきれないくらい学びを得てきました。

しかし、これらの学びは振り返ってみると全て繋がっているということがわかります。